その女の子は今年成人式でもヘアースタイルを担当させていただきました。
話の流れから昔の事を色々と振り返っていました。
その女の子は人見知りが激しく外では本当に静かです。
家とはまるで別人だそうです(ご家族曰く)
今でこそ少し話してくれるようになりましたが当時は本当に静かで。
僕は話す事が嫌いなお客様に無理矢理話すなんて事はしないのですが、そのお客様にはなぜか積極的に話していきました。
あげ足をとってみたり、わざとしょうもない事を言ってスベってみたり…それはもう、うっとうしいと思われるような事を沢山してきました。
あれから5年…
5年以上前に通っていた美容室での話を聞いたのですが…
美容室が苦手で、特に男の人が苦手だったそうです。
男の人にカットされた日には家に帰ってすぐ頭を洗いなおしたり触られるのも嫌だったそうです。
そんな彼女にたまたま担当させてもらう事になった僕。
最悪の組み合わせ。
水と油。
鰻と梅干。
牛乳とちりめんじゃこ(オリジナル)
ところがどう言うわけかピタッとはまっちゃったわけです。
それ以来ずっとずっと僕がヘアースタイルを担当させて頂いてきます。
もし、男の人が苦手で過去にそんな事があった事を知っていながら担当をしていたら…チキンハートな僕は今のように攻めていなかったでしょう。
優しく、柔らかく、おかまっぽく接っしていたにちがいありません。
そして、家に帰って髪を洗いなおされ、二度と担当させてもらえなかったかもしれません。
奇跡的に心を開いてもらえました。
よかった。
よかった。
皆様のヘアースタイルを担当させて頂いている事に今日も感謝をしながら、娘の肩揉みをして、一日を終えたいと思います。
では。
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